虹と希望と

2022年01月22日

明日、散歩にいきたい。

梅の花はまだ咲いていないかもしれない、

でも無性に外の空気が吸いたい、

ガラス越しじゃないリアルをつよく求めている、

鳥が飛び立つところを夢見る、

この夜のなかで

そんなことを狂おしく考えている。

夜が明けたら出かけよう。

踏み込む一歩ごとに少しずつ進んでいって、

それはどこかに繋がっているはず。

確かに、音楽はわたしを随分なぐさめてくれる、

エアコンは心地良さをもたらしてくれる、

家はわたしを守ってくれる、

でも、広がる空の下を歩いていきたい、

閉ざされた箱のなか夢を見るしか、いまはできない。

いまのうちによく眠って、

目が覚めて、

明日、夜が明けたら出かけていこう、

何が待っているのかは、わからない、でも、

ストライドに神経を集中させて、じぶんの感覚に身を凝らして、

歩いていけば、ほら、見えてくるはず。

きらめく虹にも似た希望が